10 レザーとサステナビリティ Leather and Sustainability

〈TOFF&LOADSTONE〉のものづくりにおいて欠かせないレザーというマテリアル。サステナビリティや動物保護の観点でみると、使用している動物の皮は、革を作るために殺生すると思われるかもしれないが、それは必ずしも正しくない。基本的に“日本製”と謳っている革は、北米から原皮を輸入し、日本で再なめしをして染め上げるというものが多い。それらは北米で食用として食べられたものの抜け殻、つまり残った皮を“革”に変えているのだ。本来廃棄されるはずの皮を再利用する。それによって、皮(革)は、再び命を吹き込まれ、人間の暮らしを支える道具や衣類といったプロダクトとして生まれ変わる。〈TOFF〉のバッグでいえば、金具に使われるオリジナルの真鍮鋳物もまた、不要となった水道管などを溶かした再利用からできている。真鍮鋳物は何度でもリサイクルが可能な素材であることからとても無駄がないものだといえる。

デザイナーの坂井は「同じものを長く使い続けられることこそサステナブルなこと。それをデザインで実現させなければならない」と考える。そのために欠かせないパートナーが各ジャンルのプロフェッショナルである職人たちだ。彼らとのやり取りはものづくりの醍醐味であり、時に想像以上のクオリティを上げてきてくれるのだという。〈TOFF〉のデザイナーにとっては、職人とのコミュニケーションが何よりも重要であり、それが新しいものづくりへのモチベーションとなる。

“サステナビリティ”とは環境問題だけにかぎらない。人と人との関係性も良好でなければ、持続可能的な良い仕事をすることはできない。ブランドが大事にしていることは、佇まいの美しさと機能性を両立させること。レザーで言えば、無駄がなく堅牢であるという利点を生かし、高い技術をもつ職人の力を借りて、その魅力と機能性を充分に引き出すことだといえる。これまでもこれからもサステナブルな視点が欠かせないのだ。

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